Burda Styleというのは、
16か国語、89か国で出版されている、
ファッションと洋裁の雑誌です。
1949年に、Aenne Burda(アンネ・ブルダ)によって、
ドイツに設立されました。
最初はファッション誌のような感じだったそうですが、
1952年に雑誌に洋裁の型紙を入れるようになって以来、
その発行数を飛躍的に伸ばしました。
1987年、ロシアで初めて発行される西側諸国が発行元の雑誌となり、
1994年には、中国で出版開始、2013年には米国でも出版が始まりました。
以下は、Burda Style 2015年の5月号です。
民族調が好きなので、
アフリカ柄のブラウスにひかれました。
雑誌の最初の見開き2ページで、
その号のスタイルが全部わかるようになっています。
写真のピンクの丸は「簡単」
赤で塗られた丸は「上級」というように、
難易度が分かります。
まだ切り取ってませんが、
型紙は結構厚みがあり、
上の写真のすべてが作れるようになっています。
すべてのスタイルの、
材料、布の必要量、難易度、作り方などが、
コンパクトにまとめられています。
いいな、と思ったスタイル3種です。
大きいフリルが素敵だと思いました。
が、カーブした脇の剥ぎ合わせ部分に、
ファスナーをつけるのは私には難易度が高い気がしました。
もしつくるなら、
背中にファスナーつけると思います。
常にグッとくるアフリカ調。
右のドレス、砂漠な感じ出ていますね。
難易度も低いです。
「めちゃくちゃ簡単なのに効果抜群」
とのことです。
実際めちゃくちゃ簡単なんですが、
布が大量に必要なのが難点です。
飽きたら何か別の服にリフォームできそうです。
モデルさんは、32歳フルタイムマム。
かっこええぇ。
知りませんでしたが、
ブルダはオープンソースのフォーラムを運営しているようです。
そこで型紙やスタイル、縫製技術などがシェアされています。
洋裁のパターンって、
真似した真似しないとかよく問題になるようなんですが、
もう何千年も昔から服は作られていて、
オリジナリティなんて実はもうないんじゃないか、
と思うんです。
ここにギャザーをいれました、
これは私のオリジナルです、
とはやっぱり言えないですよ。
誰かがもう何百年も前にとっくにやってます。
でも、そのパーツパーツ、
生地の選択、
寸法の取り方ひとつで、
幾万通りもの別の服が出来上がっていくわけです。
感動ですね。
というわけで、ブルダのオープンソースという考え方は、
とても画期的で謙虚だと思ったのでした。
お付き合いいただきありがとうございました。
では、ちゃお!
ヨーロッパの洋裁誌!型紙満載のブルダスタイル(Burda Style)
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