今縫っている布の素材は、
Raw Silkというのですが、
このシルクと普通のシルクはどう違うのか、
疑問に思ったのでちょっと調べてみました。
シルクというと、
繊細で光沢があり落ち感のある、
着物のような素材をイメージしますよね。
でも、このRaw Silk というのは、
非常に野趣あふれた素材なんです。
自然な艶があり、厚みやはりもあり、しゃりしゃりしています。
ところどころに、
こぶのような点々が出ています。
普通の絹とは全く違う素材なのです。
どうしてこんなに違うのか・・・
ワイルドシルクは野蚕からとった繊維だった!
シルクは2種類に大別されます。1.5000年前から絹の生産用に品種改良され家畜化されている家蚕の吐く白い糸とから作る通常のシルク。
2.それ以外の、野原や森林に生息する野生の昆虫の作る繭からできたシルク。
つまり、ワイルドシルクは、
普通の養蚕に使われている1.家蚕(カイコ)
以外の2.の昆虫からとれた繭からつくられた繊維の総称なのです。
「野蚕」と書きます。
読み方は、・・・・わかりません。^^
「やさん」か、「のさん」だとおもうのですが・・。
野蚕で代表的なのは、
ヤママユガ科の天蚕(テンサン)、柞蚕(サクサン)など。
特徴は・・・
シルクは、18種類のアミノ酸で構成されたタンパク質の塊で、
繊維の長いもの、短いものいろいろあります。
一般の家蚕(カイコ)の繊維の長さは1,500m、太さは1.5〜3デニール。
野蚕では600m、3〜12デニールと言われていますが、
ワイルドシルクの場合、
昆虫の種類が違うと、繊維の長さや太さ、色などにかなり差があるようです。
ワイルドシルクは特に体にいい
そういえば、森の中ではいろいろな繭を見かけますね。
昆虫は、さなぎの期間のシェルターとして
繭を紡ぎその中でじっと成虫になる時を待つわけですから、
その繊維には特別な保護機能があるのだそうです。
家蚕糸の繊維は緻密構造になっているのに対し、
ヤママユガ科の野蚕絹は多孔質構造。
この多孔質構造が、人体に有効な素晴らしい機能を発揮するのだそうです。
≪主な効能≫
普通に考えても、
5000年間家畜化されて生存している昆虫より、
野山で生息する昆虫のほうが過酷な環境で生きているわけなので、
そのシェルターもより頑丈にできているのでしょうね。
素材の野趣あふれる質感も、
こんなところからきているのですね。
さて、難航しているヒップボーンのロングスカート。
どうなっていくのでしょうか。
出来上がってみないとわからないところが、
野趣あふれているといえなくもない・・・・
ではでは、残りの日曜日をお楽しみください。
ちゃお!
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