「リバティ、リバティって、
いったいなんなんですかね。
カバディ*みたいなスポーツでしょうかね、ご隠居さん。」
「いやいや八つぁん、
だいぶ違うんじゃないかい?」
「あ、ご隠居さん、あそこを歩く、
あのひまそうな人にきいてみましょう・・・」
。。。
というわけで、
道を歩いていたら、
日本からロンドンにいらっしゃっている
ご隠居さんと八つぁんに呼び止められてしまいました。
「えっとですね。
実は私もあんまり知らないんですよ。
なんかきれーな
花模様のキレみたいですよ。」
とは答えたものの、
またいつ、
八つぁんとご隠居さんが戻ってくるかわからないので、^^
リバティプリント、
そしてリバティプリントの代名詞、
『タナローン』について、
調べてみることにしました。
今日は、洋裁をする時間が全く取れなかったので、
せめて洋裁関連の記事を書いて気分転換します!
カバディ*でも見ながら、
どうぞごゆっくりお楽しみください。
(注:*あまりよく知らないけれどタイのスポーツ)
リバティのタナローンって?
リバティプリントといえばタナローン!
と口をついて出てくるほど、
リバティにはつきものの言葉ですね。
ではタナローンってどんなものなのでしょう・・・・
≪実際の生地の感触から≫
特長その1
普通のコットンに比べて、とてもソフトでシルクのような光沢があります。
特長その2
しわになりにくく、洗濯後も干す時にちょっと気を付ければアイロンいらず。
特長その3
織目が密なのに軽くしなやか。プリントの発色がきれいです。
特長その4
ミシンの縫い目が目立たない。縫いやすい。
いいことずくめのコットンのようですが、
ではその欠点は?
一番の欠点は、価格が普通のコットンと比べてかなり高いこと。
コットンは安い生地という先入観を吹き飛ばす価格帯です。
英国本店のものは、
布幅136㎝でメートル、22.50ポンド(日本円で約3490円)。
日本のリバティプリントは110㎝幅なので、
ちょっと値段の感覚が違ってくるかもしれません。
何しろ高いですね。
≪その産地と歴史から≫
タナというのは、東部アフリカ、
エチオピアにあるタナ湖(the Lake Tana)からとったもの。
タナ湖の水は非常に澄んでいて、
良質でデリケートなコットンが取れました。
エチオピアの美しいタナ湖です。
(出展:ウィキペディア)
上空から見たところ
(出展:ウィキペディア)
創業当初、このタナ湖のほとりで収穫されたコットンだけを原料にしていたことから、
タナローンという名前が付けられました。
エジプシャンコットンとか、
エジプト綿100%とかの表示をよく目にします。
このエジプト綿も、
良質なコットンの代表のように言われていますが、
実はナイル河の水の恵みを受けて育つコットン。
そしてタナ湖も、ナイル河の流域に位置し、
ブルーナイルと呼ばれているんです。
つまり、タナローンはエジプト綿の一種だと言えるんですね。
英国本店のリバティタナローンを入手する方法
まずは、英国のリバティ本店ですね。
リージェントストリートにあるロンドン本店に実際に行く!
住所:Regent St, London W1B 5AH
営業時間:
月曜 – 土曜: 10am – 8pm
日曜: 12 – 6pm
交通手段:
地下鉄
オックスフォードサーカス(Oxford Circus)下車
– セントラル(Central)、ベーカールー( Bakerloo)、ビクトリア(Victoria)線で。
または、
ピカデリーサーカス(Piccadilly Circus)下車
– ピカデリー(Piccadilly)、ベーカールー(Bakerloo)線で。
バス
番号: 3, 6, 12, 13, 15, 23, 53, X53, 88, 94, 139, 159, C2
観光ついでにいいかもしれません。
圧倒的な品ぞろえです。
ebayやAmazonで
ebay : www.ebay.co.uk
Amazon:www.amazon.co.uk
そんなに変わりませんが、多少値段が低めかも。
最大の在庫を誇るShaukat
http://www.shaukat.co.uk/
ロンドン本店だと£22.50/mの生地が£14.99で買えます。
というわけで、リバティのタナローンのお話でした。
おやすみなさい。
アフリカの美しいタナ湖の夢でも見るとします。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ではちゃお!
コメント
とても勉強になりました。
掲載に感謝します。
返信遅れてもうしわけございません。ありがとうとざいます。今後ともよろしくお願いいたします!